S2000 REAR BIG BRAKE KIT


キャリパーの容量UPとローターをベンチレーテッド化する事で、効きを上げながらもコントロール性が高まり、尚且つロングライフ化を実現

S2000のリアブレーキはキャリパー、ローター共に容量が足りないとBROSでは考えています。
サイズやスペックを同様の車格の他社スポーツカーと比較すればそれは明白であります。
軸重量がS2000よりも200kgも軽いインテグラ等のFF車と同等のキャパシティーしかないリアブレーキは、激しいスポーツ走行においてフロントよりも先に限界を迎えます。クルマの仕様や乗り手にもよりますが、リアパッドの方が減りが早いという声も聞きます。

容量UPにおいて効き以外に重要な事は「ローター温度を下げる」という事・・・その為にはベンチレーテッド化が必要になります。
次に、パッド面積が小さく面圧が高いキャリパーを「面圧を下げコントロール性を上げる」・・・その為にはキャリパーサイズUPが必要になります。
この2つの効果に加え更に、「ランニングコストの低減」をテーマに開発を進め、完成したのが「REAR BIG BRAKE KIT」です。

前後ローターの温度差ですが、ノーマルはやはりリアが圧倒的に高く、尚且つ冷え難いという事がサーキットテストで証明されました。
温度が高い事に加え、この「冷え難い」という事がハブやキャリパーの短寿命に大きく影響していると考察出来ます。

それに対しREAR BIG BRAKE KITを組み込むと、前後ローター温度に殆ど差が無くなり、僅かにリアが低いというバランスになります。
そして温度下降に関しては前後同一ローターですから、ほぼ同じ様に下降して行きます。
これは常に前後ブレーキバランスが安定する事に繋がり、連続周回を重ねた際にはノーマルとは大きな差が生じると考察出来ます。

「効き」「温度安定性」「パッド&ローターの耐久性=ランニングコスト」に関して大きなメリットが生まれます。

<仕様及び詳細>
ローター:径300mm/厚さ23mm
      S2000フロントローターを研磨して使用します。
      フロントで使用済みの中古ローターを研磨して使用する事も可能です。
      (クラック、歪み等が無い場合に限ります)
      社外2ピースローターを使用したKIT物に比べて、ランニングコストが圧倒的に安いというメリットがあります。
      ベンチレーテッドの恩恵によりローター温度が劇的に下がります。
      
キャリパー:NSX(NA1)リア用(純正品番:43018-SL0-003 / 43019-SL0-003)
       同じホンダ車用を利用する事でホースやサイドワイヤー等車輌側の加工が必要無く取り付け可能。
       パッド面積が大きくなる事で面圧が下がり、コントロール性がUPするというメリットがあります。

フルキット(左画像)
キット内容:研磨加工済み新品ローター、加工済み新品キャリパーASSY、取付ブラケット、サイドワイヤーステー、キャリパー固定ボルト
定価:¥205,170(本体価格¥195,400)

取り付けキット(右画像)
キット内容:キャリパーサポート加工、取付ブラケット、サイドワイヤーステー、キャリパー固定ボルト
定価:¥81,375(本体価格¥77,500)
この取付キットに関しては、ご自分で中古キャリパーや中古ローター(研磨含み)を用意したいという方に適しています。
その場合、キャリパーサポートの加工のみを当社でお受けする形になりますので、キャリパーを預けて頂き、当社で加工を施します。
(画像にはキャリパーサポート本体が入っていますが、KIT内容は加工のみになります)
ローター加工のみも1枚¥5,250で承ります。

参考取付ガイド(PDF162KB